コマンドライン引数でモックに差し替える

Xcodeに内蔵されているUITestingは非常に強力です。

ユニットテストの一種で、コードで操作を記述して、アプリをユーザーが操作するのと同じように動かして、表示内容や動作など、ユーザーインターフェイスに関する自動テストを行うことができます。

しかし、実際に取り組んでみると慣れていないために、色々と苦戦しました。その一つが、モックの差し替えです。

モックは、HTTPの通信やデバイスとのやり取りなど、自動テストするときにやりづらい部分を解決するための一つの方法です。実際の通信やデバイスとのやり取りを行わずに、テストのために返して欲しい、任意のデータを返す仮のオブジェクトです。

モックで置き換える部分は別にテストする必要がありますが、UIのテストの上では必要ではありません。

そのためには、UIのコードから呼び出す処理は、プロトコルを使います。例えば、ApiClientプロトコルなどを作ります。本当の通信は、このプロトコルに適合したクラスを作って実装します。UIテストのときはこのプロトコルに適合したモッククラスを実装します。

ここで、問題が起きます。どのようにして、モックと本当のクラスとを使い分けるか?

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コマンドライン引数を使う

XcodeのUIテストは、対象プログラムの起動もテストコードから行います。そのときに、コマンドライン引数を渡すことができます。これを使って、特定の引数が渡されたら、モックに差し替えるようにしました。

例えば、次のような感じです。

var app = XCUIApplication()
app.launchArguments = ["--mock_device"]
app.launch()

この例では「–mock_device」が指定されていたらモックのデバイスクラスに切り替えるように実装しました。

UIテストってどうなんだろう?

UIテストに取り組んでみて、まだ、大きな有用性は見えていません。テストコードやモックの作成に工数がかかるためです。後工程の結合試験と修正が大幅に減ることが確認できれば効果有りですが、現時点では不明です。

しかし、少しコードを修正したときに、予期しない場所が動かなくなっていたのを検出できたということが起きました。この点については良かったです。

慣れていないために工数が余計にかかっているようにも思われるので、しばらく取り組んでみてから改めて考えてみます。

実際に取り組んで少し経つと、かなり有効だということが分かりました。内部構造の変更がGUIに影響を与えていないことを確認することが自分が考えている以上にありました。自分でも気が付いていなかったくらい、頻繁に改良を行っていました。
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