Windows 10 / 11 をUSB外付けディスクにインストールして起動する

PC向けのソフトを開発していくると動作テストのために複数のバージョンのOSが必用になります。このようなとき、VMware Workstationなどを使用して仮想PCにOSをインストールする方法があります。しかし、GPUを直接使用するプログラムの場合は物理マシンが必用になることがあります。この記事ではWindows 10やWindows 11を外付けディスクにインストールする方法について解説します。

目次

Rufusのインストール

USB外付けディスクにWindows 10 や Windows 11 を起動可能な状態でインストールするにはRufusというアプリを使用します。Rufusは次のサイトで公開されています。

RufusはOSSでライセンスはGPLです。コードはGitHubで公開されています。

この記事執筆時に使用したバージョンは3.2.1です。ダウンロードしたら任意のディレクトリに置いてインストール完了です。

Windowsのインストール

Rufusを使ってWindowsをインストールします。インストール先の外付けディスクを接続します。次にWindowsのISOイメージをダウンロードします。私の場合はソフトウェア開発とデバッグに使用するのでVisual Studioサブスクリプションで提供されるISOイメージを使用しました。

Rufusを起動し以下の手順でインストールします。

STEP
「USB接続のHDDを一覧表示」をオンにします。
STEP
「デバイス」からインストール先のディスクを選択します。
STEP
「選択」ボタンをクリックし、OSのISOイメージを選択します。
STEP
「ボリュームラベル」にインストール先のディスクに設定する名前を入力します。
STEP
「イメージオプション」から「Windows To Go」を選択します。
STEP
「スタート」ボタンをクリックします。
設定後の状態
設定後の状態
STEP
インストールするWindowsの種類を選択します。
インストールするWindowsの種類を選択する
インストールするWindowsの種類を選択する
STEP
「Prevent Windows To Go from accessing internal disks」がオンになっている状態で「OK」ボタンをクリックします。
インストール時のオプションを選択する
インストール時のオプションを選択する
STEP
インストール先のフォーマット確認が表示されます。「OK」ボタンをクリックして続行します。
フォーマットの実行確認
フォーマットの実行確認
STEP
インストールが始まります。「準備完了」と表示されたら完了です。
インストール完了後
インストール完了後

外付けディスクから起動する

外付けディスクのインストールしたOSから起動するには、BIOSまたはUEFIの設定を変更し、内蔵ディスクよりも外付けディスクを優先してOSを起動するように変更します。変更方法は使用しているマシンによって異なるのでマシンの説明書を参照してください。

また、起動ディスクの優先順位の他にUEFIブートマネージャーの優先順位を変更する機種もあります。UEFIブートマネージャーの優先順位を変更可能なマシンの場合は、ブートマネージャーの優先順位を変更し、外付けディスクを優先させるように変更してください。

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この記事を書いた人

Akira Hayashi (林 晃)のアバター Akira Hayashi (林 晃) Representative(代表), Software Engineer(ソフトウェアエンジニア)

アールケー開発代表。Appleプラットフォーム向けの開発を専門としているソフトウェアエンジニア。ソフトウェアの受託開発、技術書執筆、技術指導・セミナー講師。note, Medium, LinkedIn
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Representative of RK Kaihatsu. Software Engineer Specializing in Development for the Apple Platform. Specializing in contract software development, technical writing, and serving as a tech workshop lecturer. note, Medium, LinkedIn

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